登山

天にも届きそうな高い高い山に登ろうとするとき
そのあまりの大きさに
ただただ自分の小ささを痛感するだろう
そうして勇気をだして進み始めたとしても
目の前には石ころや岩のごつごつした道しか見えず
木の枝に行く手をふさがれる…
進んでも進んでも
変わりばえのしない景色に
心細くて
「この道でいいの?」と不安になるだろう…
そんなときは心を頂上に置いてみるのさ
頂上から見える素晴らしい景色に癒され
少し元気を取り戻し目を懲らすと
小さく、でもはっきりと
険しい山道を
登ってくる自分の姿が見えるだろう
その小さな自分はとても愛おしく
思わず声をかけてあげたくなるだろう
そのとき聞こえたその自分の言葉を信じて
また登り続ければいいんだ

0

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です