絡まった心を
たった一輪の花が
ほどくこともある
たった一言が
ほどくこともある
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-Illustrator-
絡まった心を
たった一輪の花が
ほどくこともある
たった一言が
ほどくこともある
個性を
認め合えた時
美しいハーモニーが
響きだす
自然には
雨という
シャワーがあるように
心には
涙がという
シャワーがあるんだね
丘の上で
風に吹かれ
僕らは誓ったのさ
この風を
忘れないって・・・
何でもないカタチ達の
静かな声に
耳をすます
すると
「待ってました」とばかりに
語りだす
「ここに点を・・・」
「ここに線を・・・」
と、語りだす
画用紙の切れ端に
試し描きした
小さなピンク色があった
私にはそれが
なぜだかゾウに見えたので、
目と耳と口を描いてみた
そうしたら
ゾウがニコニコと
歩き出した
小さなピンクは
小さくてご機嫌な
ゾウになったんだ・・・
二つの色の
会話が
聞こえた
自分には
過去も未来もない
ただ
現在に
生きようが為に
絵を描くのである
小林秀雄著「近代絵画」新潮文庫より
無数の壁を
乗り越えながら
日のもとへ
インスピレーションと呼ばれる
小さな種
小さな生命
それを
しっかり受け止めよう
沢山の花を咲かせる
大きな木に育てよう
美味しい実のなる
豊かな木に育てよう