「ドアの前で・・・」


「『自分こそ被害者だ!』と、思っているよね?」
という声がした。
その『透明』は、コトバを続けた。
「どうも心の中が、
 『被害者は私』『可哀想』「酷い』『ワタシワルクナイ』という言葉で
 いっぱいだね。
 あなたの心が通じているのは、別の世界みたいだ・・・。
 ココから先は、どんなことからでも感謝を見つけられる心でないと
 入れないんだよ。
 残念だけど・・・、またおいで」
そう言って『透明』の声は消えた。
ドアも消えた。

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One Reply to “「ドアの前で・・・」”

  1. 自分で読んでて、ちょっと怖かった。
    高2の息子に部屋の掃除のことで、ちと不満をぶつけた後、
    「あ~心が波立つってこーゆーことだよな。トホホ・・・。」
    と、落ち込みつつきた作品のインスピレーションでした。
    深呼吸しながら心を落ち着けていた時に、
    「私は自分を被害者だと思っているぞ。ヤバイ~」と・・・。
    そんな出来立ての湯気が出てる作品です。

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