「別れ」 (ショパン『別れの曲』からのインスピレーション)


別れは悲しい
別れは辛い
でも・・・
本当にそれだけ?
そこには
「ある種の解放感」
「出会えたことへの感謝」
そして
「再会の誓い」が
きっとある
また会う時まで
自分を成長させようという
決意もあるかもしれない
色とりどりの糸は
出会い
結び
そしてほどかれる
ふわりと
ほどける
その瞬間も
美しいんだ
(後程、コメント欄にこの「コトバとカタチ」が生まれた背景について書きますね)

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2 Replies to “「別れ」 (ショパン『別れの曲』からのインスピレーション)”

  1. この『別れ』という作品のインスピレーションの素になったのは、ピアニスト今川裕代さんがアンコールで弾かれたショパンの「別れの曲」です。
    素晴らしい演奏を聴きながら、私の胸に浮かんだイメージは
    「コンサートを聴くという目的のために結ばれた、水色のシルクサテンのリボンとそれを束ねている黒いベルベットのリボンでした。そしてコンサートの終了を前に、少しずつ少しずつほどかれて、またそれぞれバラバラになっていく」というものでした。
    イメージがとても鮮明だったので、簡単だろうと思い、
    その雰囲気を絵にしてみようと思いました。
    でも、実際描き始めてみるとどうもしっくりこないのです。6枚ほど描いたのですがダメでした。
    「面白くない」のです。
    それは「その時の映像をなぞろうとしているし、シルクサテンという言葉に縛られている」ということが原因のようでした。
    それで、考え方を変え、「その時の気持ち」にフォーカスして、もっと自由に表現することにしました。
    クラシック=ヨーロッパということにこだわることも止めました。(演奏者も、聴衆も、描くのも、日本人ですから!と、少し開き直りながら(^.^))
    あのコンサートの場所にあった、素晴らしい演奏を楽しみながら、でもだからこそ別れを惜しむ気持ちでした。
    演奏者の今川さんはヨーロッパの雰囲気もありながら、平安時代のお姫様のような雰囲気もあります。
    そんな色々なことを思いつつ、新たなことも感じながら、「とにかく自由に表現してみよう!」と描いたのがアップした7枚目の絵です。
    コトバの方はその絵が言いたがっているものを、受け止める作業なので、難しくはなかったです。
    そんなちょっと難産の末に生まれた、コトバとカタチ「別れ」でした。

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